大和郡山市での車の修理は【マスダモータース】で 2021/11/08 スズキ ラパン HE21S ブレーキ修理 今回はスズキ ラパンの修理です。 お客様から「突然ブレーキが引きずりだした」との事。 この車はまだ一回しか見たことが無い車です。 今までの整備から状況を考えられないので一通り準備して向かいます。 確かにタイヤがロックしていましたが、なんとか回るようにして引き取りました。 早速リフト・アップして分解、点検していきます。 元々融雪剤を撒く地域から持ってきた車なんで、影響あるかな?と考えながら分解を始めましたが・・・ しょっぱなから不安になってきました・・・。 ロック・ナット使い回しの上、しっかりカシメてもいない・・・。 前に整備していた所に文句が言いたい! ロック・ナットも明らかなオーバー・トルクで締め付けられていました・・・。 そこはちゃんとするから・・・と気を取り直して作業再開。 ドラムが手で抜けなかったので工具を使います。 分解を終えて結果・・・ 調整不良で引きずりを起こし張り付いたという事です。 全く・・・。 おまけにホイール・シリンダーから油漏れもしていました。 人の命を預かる仕事なんだからシッカリ整備してもらいたかったですね・・・。 安かろうの仕事はこれだから・・・。 ちゃんと乗れるように手直ししていきます。 錆が酷くバック・プレートも交換してしまいます。 バック・プレートを外すのは苦労しました。 なんせサイド・ワイヤーが錆びで全く抜けなかったんです・・・。 そこでバック・プレートを切断して何とかワイヤーを抜き交換出来ました。 ホイール・シリンダーと片摩耗していたライニングも交換して随分と綺麗になりましたw おまけにハブ・ベアリングもガタが出ていたので交換しておきました。 ブレーキを適正に調整してロック・ナットを締め付けます。 こういう所はシッカリとトルク管理する事が必要です。 緩まないようにカシメます。 これ位しっかりカシメておかないと意味はありません。 最後にエア抜きをして試走します。 音も無く軽く走ります。 戻って来てから再度上げて回りを確認しますが、問題無く軽く回るので作業は終了です。